会社指針
モンテッソーリの理論とモノづくり
モンテッソーリ教育とはイタリアの医学博士であるマリア・モンテッソーリ(1870年 – 1952年)が開発した教育理論です。
モンテッソーリ博士の教育理論に触れる中で、子どもたちの生活だけでなく社会全体にとって自分自身のあり方を考えさせられました。
そして今も自問自答しながら進んでいます。
企業としてどうあるべきか。
それを考えるにあたってもモンテッソーリの理論が軸となっています。
モンテッソーリ博士の考える理論の中で特に重要なのが「持続可能な平和な社会の実現のために、知性ある成熟した人類の発達を援助していく」という考え方です。
モノづくりを通して、それが子どもたちへの無意識のメッセージとして伝わるような活動をしていくというのが、Miki Craft Montessoriの大きな指針の一つです。
持続可能な環境を作る
そのためには子どもだけでなく、この仕事に関わる全ての人が幸せになれる企業であるということを目標にしています。
- 素材の選定は環境や地域社会に配慮したものであること。
- 最後の処分の段階の安全性も考えた素材であること。
- 加工に関わる人達に正当な対価が支払われること。
- モンテッソーリ理論の大人・子ども・環境のサイクルがより良く作用するように、常に現場の声を拾い教具や家具を洗練させていくこと。
- 美しく魅力的なもので、人の手の作り出せる美しい空気を持っているものであること。
この5つを実現することを大切にしながら活動をして、日々前進していきます。
教具を循環させる新しいシステム
保育士として活動をしていた頃の話です。
子どもたちに「地球を大切に」「資源を大切に」という言葉をかけているにも関わらず、実際のところは「教具が痛んでしまったら買い換えて捨てる」という矛盾した行為は自分にとって居心地の悪いものでした。
「新しく買う」という選択肢しかない日本の現状をとても残念に思うし、それをモンテッソーリ博士はどう思うでしょうか。
その現状を打開するために Miki Craft Montessori では教具や家具の修理やメンテナンスを行います。
また使用する側が自分で解決できるよう、簡単な修理の方法の指導も行っていく予定です。
そのためには安全性の高い素材であることはもちろん、最終的には土にかえることが出来るような素材をできる限り選んでいます。
また教具を循環させる新しいシステムの構築も模索しています。
Miki Craft Montessori はモノづくりの側からモンテッソーリ教育の世界を支えていきます。